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世界を変えるクラウドコンピューティングはリトリートから生まれた

2016年06月05日

Bench and beach

ダニエル・ゴールマンは著書『フォーカス』のなかで、次のように述べています。

< 注意は、どんな種類の注意であっても、それなりの用途がある。人間の思考の半分ほどが夢想であるという事実そのものからしても、夢想にふける精神には何らかの利点があると考えるべきだろう >

 

マインドフルネスを実践していくと、必ず注意があちこちにそれる局面が何度もやってきます。それが脳の初期設定なのではないかという説もあるほど、当たり前のこととして。

結果として心配事や後悔などの連鎖にはまってしまうこともあるけれど、創造の断片が次々に浮かんでくることもあります。

ですからマインドフルネスを実践しはじめたけれど、「いつも注意がそれて“しまう”」と考えるのではなく、注意がそれること自体をひとつのプロセスとして受け入れればいいのです。

 

それじゃあ、ただぼーっとしていればOKかというと、もちろんそうではありません。研究によれば、ひらめきが起きる寸前の脳は夢想状態の特徴的なアルファ波を出しているそうです。ここで重要なのは、“寸前”ということです。

ひらめいたことにさえ気づかないほどぼーっとしすぎていたら、創造にはつながりません。また、ひらめきを新しい技術や商品、サービスにつなげるには、「よし、やるぞ!」という集中モードへの切り替えができなくてはなりません。

 

セールスフォース・ドットコムCEOのマーク・ベニオフ氏は、ハワイでの一ヶ月間のリトリートのときにクラウドコンピューティングの着想を得たそうです。当時オラクルの副社長だった彼は、ハワイから本土にもどってすぐに会社を辞め、アパートメントの一室で創業しました。

私はもうすぐ発売になる拙著『心に静寂をつくる練習』を、「結果を出すために立ち止まる練習」というテーマから書き始めました。時代を動かしているトップリーダーほど、立ち止まる時間を大切にしているのを知っているからです。

MiLIでも今月、設立以来はじめてリトリートを開催します。ビジネスとリーダーシップを変容させていくためにマインドフルネスに取り組んでいる我々ですから、ただの癒しの時間だとは思っていません。何もしない時間が、まったく新しい何かを生み出す源になると、個人的には考えています。

ダライ・ラマ14世の協力を得て瞑想の科学的研究を行ってきたことでも知られるリチャード・デイヴィッドソン博士は、「望むときだけマインドワンダリング(心の徘徊)に委ねられるのが理想」と語っています。これはもしかすると少し高度なスキルかもしれないけれど、ビジネスリーダーにとって大いにチャレンジする価値のあることではないでしょうか。

(てんせい)

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6月24日~26日

激務に追われるビジネスリーダーのための

< デジタルデトックス&マインドフルネスリトリート >

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