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幸福学・サードメトリック

より良い働き方とは?

2014.11.29

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社会と会社を変えるマインドフルリーダーシップ・・・を掲げる私たちの大儀は、

一人ひとりのより良い状態が、組織のより良い状態に広がり、

それが社会のより良い状態に発展していくこと。

 

その原点に立ち戻ると、違和感を禁じえないのが派遣法改正についての議論です。

条文の基本的な誤りという、まったくイケテナイ理由で廃案になったり、

ふたたび法案提出の動きが出たり。そして突拍子もない衆院解散で、また吹っ飛んだり・・・。

この蛇行つづきの問題で、いつも私(吉田典生)が疑問に思うことがあります。

それは、正社員こそが理想的な姿であるという前提が、

法改正の推進側にも反対側にもあるのではないか、ということ。

 

反対する側は、派遣の適用拡大で格差が広がると主張します。

推進する側は、法改正は派遣労働者の雇用安定化を促すものだと言います。

 

この議論から感じるのは、

「労働者としてのより良い状態とは何か」 ―― を考える視点の貧困さです。

雇用や待遇が相対的に安定している正社員という形態を、

ただそれだけで是とする。

そして、「正社員が理想だけど社会の現実を考えれば、派遣は必要なのだ」という立場と、

「正社員という理想を維持するべきだ」という立場が、不毛な対立を続けています。

 

ここには、「いま、正社員がどうなっているか」というリアルな視点が抜けています。

さらに言えば、「働く、ということが、どうなっているか」、

そして、これからの社会において、「働く、ということを、どうしていくことが理想か」―― という視点も。

 

どこかで意見の折り合いをつけて、

「正社員が理想」という表層的な前提のもと、複雑な法制度だけをいじり続ける。

どうすれば、こんな思考停止の議論から脱出できるのでしょう。

突き詰めていくと、法案づくりに携わる人たちが、自分の快適さとか不快感とか、

そういう心の動きに鈍感すぎるのではないか。

気持ちをモニタリングするセンサーが錆びついているのではないかと、私は思うのです。

 

いま組織で働いていて、どんな気分か。周りはどんな様子か。お互いの関係性はどうか。

この状況にいることは、人としてどうなのか。ほんとうは、どう在りたいか。何を大切にしたいか。

 

テクニカルな制度設計のまえに、深く静かな問いを共有する時間が必要だと思います。

そして、深く静かな問いを共有するためには、

それを受けとめて投げ返せるだけの心の筋力を養う必要があります。

 

(文責 吉田 典生)

 

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