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お知らせ

矛盾から逃げずに考え抜く

2014.12.11

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さまざまな問題が複雑に入り組み、ほんとうの問題が何なのかが

わからない時代。

そんな我々が生きる21世紀には、思考に関する2つの姿勢が必要だと私は考えています。

一つは、問題を大きな構造(システム)としてとらえる思考。

二つめは、パラドックス=矛盾から逃げずに考え抜く思考。

前者は従来から意識してきたのですが、

今年SIYLIのマーク・レサーさんから教えを受けるなかで

後者の「パラドキシカルな思考をホールドする」という姿勢を、

強く再認識させられました。

 

Aという問題にBというソリューションを投入すれば、

Cという結果が出る・・・・・・。

私たちが慣れている平穏な時代の思考は、

今は次のように変化しているのではないでしょうか。

Aという問題にBというソリューションを投入すれば、

Cという結果が出るのと同時にDという問題を生む。

 

たとえば・・・・・・、

高齢化社会に向けて社会保障費を手厚くすると、

高齢者の老後は安定する一方、ますます財政赤字が膨らむ。

コスト削減を徹底すると収益性は高まるけど、

品質に悪影響が及んでくる。

厳しい規律や指示命令によって人を早く動かすことはできるけど、

自ら考えて行動する能力が蝕まれてしまう。

 

矛盾を抱えることは不快なので、

人は多くの場合、もともと備えている信念体系に沿って

特定の視点から意思決定を下していきます。

原発維持と脱原発、成果主義と年功序列、

仕事優先とプライベート優先、管理志向と自主性尊重、

あらゆる在り方や方針は、

矛盾から逃れた心地よいところにあります。

 

しかし今日のビジネスリーダーが直面するVUCA WORLD・・・・・・

Volatility  変動的で、

Uncertainly 不確かで、

Complexity  複雑で、

Ambiguituy  問題が何かわからない、

という世界では、

 

慣れ親しんだ快適な思考から、一歩外に出なければなりません。

そこからこの困難な世界における、質の高い意思決定への

扉が開けるのではないでしょうか。

 

2015年1月17日、

私たちMiLIは、藤田一照老師とのコラボレーションによる

Day of Mindfulness を開催します。

 

これも、マインドフルネスをめぐる矛盾から逃げずに、

本物を目指していきたいという、私たちのチャレンジの一環です。

 

マインドフルネスを極めるには、出したい結果などに執着してはいけない。

しかし世界は今、大きな変容を求めている。

具体的な成果が実社会で生きるビジネスリーダーには不可欠。

しかし成果への固執がマインドフルネスへの到達を阻む。

 

そんな矛盾を包み込みながら進むとき、

何が立ち現れてくるのかを楽しみにしたいと思っています。

 

(てんせい)