MiLI Blog

進化する企業内マインドフルネスーー第2回マインドフルリーダーシップ・シンポジウムより①

2016年12月02日

去る2016年8月27日に盛況のうち実施いたしました、マインドフルリーダーシップ・ビジネスシンポジウム。

大変遅くなりましたが、ご報告を兼ねてブログアップさせていただきます。

まずは弊社クライアント企業様4社より、それぞれの導入リーダーとなった4名様の導入例発表から。

各社具体的な課題に対して、マインドフルネスをコーチング、瞑想実践、リーダーシップ研修など様々にカスタマイズされた形で導入し、高い満足度や効率アップ、手ごたえを得たことを発表いただきました。

瞑想を会議や合宿で行う場合に、勇気と信頼関係が必要であったこと、また継続のための工夫として関連図書の読書会や、瞑想のできる場を社内で設けるなどリアルなご意見も、大変貴重でした。

ご参加・ご登壇いただいた皆様には、心より感謝申し上げ、伺ったご意見を今後のMiLIのプログラムに反映させてまいることをお約束申し上げます。

②、③では、トークセッション、パネルディスカッションをご紹介いたします。

(ぼくらしゃふぇきみこ)

=======================================

企業導入実例発表 ビジネスシーンでのマインドフルネス

◇実践事例1

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

『“働きたい会社トップ10”企業の人材開発リーダーが、マインドフルネ研修で感じたこと』
羽田幸広氏(株式会社ネクスト執行役員 人事本部長)

自らも幼い双子の父として子育ても積極的に取り組みながら、「日本一働きたい会社」づくりを推進。

ネクスト社は住まい探しのHOME’Sなど躍進を遂げ、過去5年で売り上げ3倍、世界46か国に展開。「内在的動機付け」をベースとした人材マネジメントで、「ネクスト大学」(年会70回開講)、男性育休取得率18%、労働時間の10%を責務以外に使用可能、などユニークな展開。

次に取り組むべきことは、社員の心身の充実→2日間/計9時間の選択型(ゼミナール式)マインドフルネスプログラム開催。30名本社正社員の6%が参加。

参加者からは喜びの声多数:実施後アンケート4.2/5点

  • これからもメンタルトレーニング系のゼミをぜひ開催してほしい
  • これまで自分でやってきたヨガや座禅体験では得られなかった、脳科学からのアプローチで瞑想を深く理解できた点が有益だった
  • 心を鍛えるというのは今までになかったし、そういう発想もなかったので、とても新鮮で、ゼミ自体の内容もとてもいい経験になった
  • 実際に、瞑想してみてすっきり落ち着いた  など

研修後半年の変化―瞑想の効果を実感できている社員が多い

  • 細かい時間を使って瞑想をするようにしている
  • 呼吸法は通勤時間、瞑想は寝る前とお風呂でできるときに、週3-4回行っている
  • 集中力が上がったり、リフレッシュ感が高まったりといい効果を感じている。このゼミに参加してよかった
  • 自分の感情を客観視できるようになってきた

いかに全社に浸透させていくか

  • 自身の体験やプログラム参加者の声を踏まえ、ぜひ全社に広げていきたい。
  • 瞑想というとスピリチュアルな印象がある。科学的根拠効果をどう伝えるか
  • 企業文化を踏まえると、しばらくは選択型研修(ゼミナール)の形で実施し、浸透を図る
  • 社内ブログ等での情報発信や、複数のマインドフルネスに触れられる機会をつくっていきたい
  • 今後毎朝5分の瞑想の場を社内に導入して、だれでも参加できるようにする。

 

◇実践事例2

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

『育児・保育を通して日本を変える、変革のリーダーシップを支えるマインドフルネス』
宮崎真理子氏(NPO法人フローレンス事務局長)

フローレンスのミッション:親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する

課題:過去5年で職員が3倍の400名までに急成長・多様化するなか、阿吽の呼吸が通じにくくなる
タフな場面に遭遇しても、自分をコントロールして対処できる武器が欲しい

  • サブマネージャ以上に対してリーダー層へのマインドフルネス研修。
    効果: 94%が受けてみて活用できる、ある程度活用できるという反応
  • マインドフルミーティングの実施 1・5か月の間定例ミーティングの開始前2分間マインドフルタイム(瞑想)を実施。(スクリプトで、1)の研修参加者がリード)
    効果:次のアクションに集中できる、予定時間内で協議を終えられた、気持ちの切り替えができたなど良好
  • 個人の生活の中で取り組むよう提案。マインドフルランニング、陶芸クラス、空手、バレーボールなどで活用

課題と展望

定例MTGでの2分間マインドフルが継続しているのは3つ程度と少ない(場所がオープンでマインドフルがしにくい)、リード役のトレーニング・スキルが重要、より興味のある層へ(リードしたい人、深めたい人、ワーキングマザー・ファーザーなどニーズが深い人)向けた深堀研修を次に検討している。
マインドフルネスに集中しやすい個室の準備中。

 

◇実践事例3

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

『会議にマインドフルネスを組み込み、メンバーの集中力とチームの生産性を高める』
中島みき氏(ヤフー株式会社マーケティングソリューションズカンパニー営業推進本部長)

社内コーチ活動で100名のコーチ・マネジャーをヤフー内部に育成。

個人の課題: 利害関係の調整が難しい、「ドラクエ」(各部署でダメ出し、たらいまわし)疲れ⇒右から左への安易なレンガ運び役になってしまう。

組織の課題: 会議等で積極的な本音の話ができない

これらの課題に対し、2015年よりMiLIとヤフーの共同プロジェクトMBCC(Mindfulness Based Coaching Camp)開発。⇒中島氏自身、自分を客観的にみることができるようになった実感。感情もよりよく管理できるようになった。140名の部下ともマインドフルネスを取り組む。

会議にマインドフルネスを組み込み、メンバーの集中力を高める取り組み、トライアンドエラーを紹介。職場環境は、開発と営業の間をブリッジする、指令役でもあり調整役でもある。

3つの取り組み

  1. 幹部合宿で瞑想と活発な対話を目指す。瞑想については「大丈夫か?」というリアクションがあったが、「私を信じてください」ということでやってもらった。積極的な対話の場となり合宿は成功。しかし、瞑想をいきなり取り入れるには勇気が必要。
  2. Yahooでは週1回ワンオンワンミーティングをやる。この際、「瞑想」を前に出さず、相手のコンディションを確認、話しやすい場を作る⇒メタ認知効果⇒そこから対話⇒対話の感想を確認
  3. 読書会「心に静寂を創る練習」で、マインドフルネスについて広めるきっかけを作った。瞑想、マインドフルネスという言葉を使わずに導入しやすかった。参加者の中に自然な「やってみたい」という自発的動機を創れた。

これからのチャレンジ

  • 仲間の個の成長につなげたい⇒関係の質を高めたい⇒事業やプロジェクトの成長につなげたい

 

>>> 株式会社クレディセゾン 武田雅子取締役の導入事例報告とThe COURT株式会社谷垣陽子CEOのトークセッションは②に続く

>>> 登壇者全員によるパネルディスカッション「それって何?から実践へ、日本企業におけるマインドフルネス2016」は③に続く

==============================

◆MiLI監訳 ベストセラー書籍SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)第二弾「ジョイ・オンデマンド」好評発売中!

◆書籍「ジョイ・オンデマンド」出版記念講演・対談 参加者募集中

2017年3月26日1Dayワークショップも日本初開催!詳細はこちら。

jod-cover1

  • 12月5日 青山ブックセンター 詳細はこちら
  • 12月15日19-21時 EDIT TOKYO (銀座Sonyビル) 詳細はこちら

◆12月13日19-21時福岡マインドフルリーダーシップセミナー
「自分に合ったマインドフルネスと出会う」 詳細・お申込はこちら

◆2017年3月11・12日 Googleで開発されたマインドフルネスと脳科学プログラム
大好評!SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)2Dayプログラム 詳細・お申込はこちら

 

 

ブログカテゴリー

アーカイブ

参加者募集 マンスリーMiLI Monthly MiLI

参加者募集 企業向けプログラムのご案内 Enterprise program

THE HUFFINGTON POST IN ASSOCIATION WITH The Asahi Shimbun MiLIがハフィントンポストブログに執筆しています

MiLI Blog 社会と会社に気づきを与えるマインドフルブログ

MiLI facebook

講演・セミナー・取材・執筆等に関するお問い合わせ

マンスリーMiLIレポート Monthly MiLI Report

「会社を変えるマインドフルカンバセーション」パート14:吉田典生 2015.2.19

1月はMiLIのメンターでもある藤田一照老師によるイマーション開催のため、今回が2015年の初マンスリー。長年エグゼクティブコーチ、組織コミュニケーション開発に携わってきた吉田が、マインドフルネスを...もっと読む

top