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お知らせ

瞑想という発想は好き、でも実践は嫌

2015.07.28

8月29日の出版記念マンスリーMiLIスペシャル《マインドフルリーダーシップ・シンポジウム》に向けて、7週間のマインドフルネス瞑想を実践して変化を検証するMiLIチャレンジのデータ集計を行なっています。

 

現時点ではまだ全体を把握しきれてはいませんが、7週間実践しつづけた皆さんの回答結果は、概ねポジティブであるという手ごたえを感じています。みなさんにご紹介するのがとても楽しみです。

 

その半面、せっかくMiLIチャレンジに名乗りを上げていただいたのに、途中でリタイアした方が多いのも事実です。

 

SIYの開発者であるチャディ・メン・タン氏が、著書『Search Inside Yourself』でチベット仏教の僧侶、ヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェ大師(注〝リンポチェ〟はチベットで仏道修行者に与えられる尊称)のこんな言葉を紹介していました。

 

< 彼は自分がひどく若年の初心者だったころのことを、こう語った。

「瞑想という発想は好きだったけれど、瞑想の実践は嫌だった」 >

 

継続の壁、これはマインドフルネス瞑想の唯一無二の壁だなあと、私もあらためて感じています。MiLIチャレンジのエントリーリストと、〝完走者リスト〟の数のギャップを照らし合わせながら。

 

先日ある大手企業の役員の方とお話した際(その方は弊社が主催したSIYにも参加された方)、こんなことを仰っていました。

 

「さいきん専属トレーナーをつけてトレーニングジムに通っている経営者、けっこういるんですよ。変化の手ごたえが感じられるから続くんですよね。そこが瞑想は難しいと思いますね」

 

運動も瞑想もしている立場から言うと、かなり正しいと思います。しかし瞑想に変化の手ごたえが感じられないのではなく、変化が出てくるカーブが違うというのが私の実感。

 

個人差もあるのでしょうが、運動の場合は動けば気持いいし、筋トレなどはパンプアップ(一時的に筋肉がパンパンに張った状態)という現象も味わえたりします。身体的なわかりやすい〝やってる感〟からくる自己満足も大きいような気がします(笑)。

それでしっかりと自分に合ったプログラムをつくってもらって続ければ、比較的早く定量的な成果も見られ、それが継続に弾みをつけていくでしょう。

 

ざっくりしたイメージとしては、当初から右肩上がりに近いくらいの感覚で、じわじわ変化が感じられるような流れでしょうか。

 

それに対して瞑想は、少なくとも私の場合は違いました。

最初のうちは特に何が変わったというようなクリアな手応えはなく(なんとなくスッキリする、とかいったあまり他人に説得力のない変化は除く)、あるときふと、そういえば・・・が以前と違うと、〝ビーン〟と気づくときがきた。そんな感覚です。

 

いちどその〝ビーン〟を認識すると、やらずにはいられないという意識になり、そこから先は「身体を動かさなきゃ気分が悪い」というのと同じで〝苦行〟ではなくなりました。

 

ちなみに、いちばん最初の〝ビーン〟は、予想外に極端な〝アウェー戦〟に陥ったプレゼンテーションにおける心の安定でした。

あるプレゼンが終わってから、「あれっ、きょうはいつになく落ち着いて乗り切れたなあ」と帰り道で気づき、「そうか、きっとこれだ!」と、頭のなかだけで理解していたマインドフルネスと脳神経科学がつながったのです。

 

こうした瞑想による変化をざっくり表現してみると、あるとき急に長期にわたって覆われていた雲が晴れて、スーッと新しい世界が開けてくる感じ。それが最初の自信とさらなる興味を湧かせるきっかけになり、ドライブがかかっていくようなイメージです。

もちろん人によって多様な道筋があるだろうと思います。

しかし永遠になにも起きないかのような最初の助走期間を、おそらく多くの人が経験するのではないかと予測しています。

 

メンさんは前述の著書で「幸い、マインドフルネスの実践を続けるのが難しいのは、ほんの数ヶ月だけのことが多い」と述べています。

 

しかしメンさんの言う〝ほんの数ヶ月〟を、数ヶ月もかかるのぉ・・・と暗澹たる気分になるあなたを駆動するために、MiLIの本――『世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方』が今月末から書店に並びます(!)。

 

リンポチェさんのお言葉を拝借して言うならば、

 

瞑想という発想が嫌いでも、実践を好きになってください。

 

――と、本には入れていないフレーズを付け加えてみました。

 

 

(てんせい)

 

 

2015年8月29日

出版記念マンスリーMiLIスペシャル

< マインドフルリーダーシップ・シンポジウム >

スペシャルゲスト

グーグル㈱元ラーニング&ディベロップメント・ヘッド

ピョートル・フェリクス・グジバチ氏

【マインドフルネスがグーグルにもたらしたもの】

 

大手企業人材開発担当者によるパネルトーク

【事例共有:日本の職場とマインドフルネス】

SIYトレーナー、弊社理事の木蔵シャフェ君子による

【トライ!マインドフルネス瞑想の体験】