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SIY

SIY創設者が勧めるわずか6秒のマインドフルネス――Harvard Business Reviewより

2016.01.19

Meng-san 2search_yourself

3月12・13日4回目となるSIY(Search Inside Yourself)マインドフルネスとEQのプログラムが行われます。約25%内容を刷新し、最新の科学的情報も盛り込んで、世界的な高い評価に安んずることなくパワーアップしてまいります。

タイムリーに、SIY創設者、ノーベル平和賞候補者でMiLIのメンターでもあるChade-Meng Tan氏がハーバードビジネスレビューにたいへん的確な記事を寄稿しており、下記日本語訳してお届けいたします。(原文リンクはこちら

(ぼくらしゃふぇきみこ)

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管理職に就いていると、時には本当にぐったりくる日もある。何時間も立て続けにあるミーティングで座りっぱなし、しかも決めなければならないすべての懸案が難しいものばかり――簡単な決定事項はすでに部下によって決められている。そんな日こそ、ミーティングごとにフレッシュな見解をもって望むことができたら、もっとリーダーとしての効力が増すのはわかっている。しかし、そのためには、前の全てのミーティングから引きずってきたお荷物を、まず下す必要がある。あなたにもそれはできる。しかもたった6秒で。

私は”サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)“というGoogleのトレーニングプログラムを創り出した。それは人々がメンタルなお荷物を下ろして、今にしっかりと集中したマインドをもって、新たな状況ごとに臨めるようにデザインされたものだ。すぐにGoogleで高評価を受け、長いウェイティングリストができた。それは、まず落ち着いてクリアな心の状態を作る、注意力の訓練から始まる。次に深い自己認識を培うことに注目し、それが自ら人生を切り開くことにつながる。なぜなら自分がいつ、いかに感情の引き金を引かれるかを客観的にクリアに見ることができると、思考と感情の戦略を有効に駆使し、その状況を巧みに舵取りできるようになるからだ。最後に、よりよい社会的スキルにつながり、共感や思いやりといった心のスキルを開発する。

多くの参加者が、サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)から学んだスキルのおかげでよりよいリーダーとなり、結果昇進したなどの報告をしてくれている。例えば、ある技術系管理職は、彼の言葉によると「ストーリーと現実を識別する方法を学ぶ」ことで、短気を起こさなくなり、よりクリアに認識できるようになった。彼はとても効果的に仕事を果たし、パートタイムになったにもかかわらず昇格された。別の参加者は、ずっとうまくストレスに対処する方法を学んだため、健康状態が目に見えて改善された。ある営業の管理職は、仕事柄すでにコミュニケーションに長けていたが、共感をもって相手を聞き、道徳的に勇気をもって話し、そして相手に対して思いやりの態度を持ち続けると、さらに有効なコミュニケーターであり管理職になることができた。このように幾度となく、参加者がSIYで人生が変わったと言ってくれている。

これらのスキルを学ぶのに、長い時間はかからない。いずれの上記の例でも、SIYトレーニング後50時間以内でこのような効果が起こっている。しかし、SIYの最速の効果を得るには、50時間もかからない。

私の同僚でGoogle副社長のカレン・メイは、すべてのミーティングに臨む前に、「マインドフルな呼吸」を一息つくことで心をリチャージする能力を開発した。それに彼女がかける時間は6秒であり、その間彼女はすべての注意をその一息に向け、体と心をリセットする。

たった一呼吸マインドフルに呼吸することが、心身を落ち着けるのになぜそれほど有効か、それには2つ理由がある。身体面での理由は、マインドフルに呼吸をすることで呼吸はゆっくり深めになり、それが迷走神経を刺激し、副交感神経系を始動させる(関連記事はこちら)。それはストレスを低下させ、心拍数と血圧を下げ、そして落ち着かせてくれる。心理面での理由は、呼吸にしっかりと注意を向けると、その呼吸の間は今・ここにしっかりと向き合える。後悔するには、過去に(気持ちが)いかなくてはならない、また心配するには将来に行く必要がある。であるから、今、私たちがここにしっかりと居る時、一時的に後悔や心配から自由になる。それは一呼吸の間、重い荷物から解放され、心身に貴重な休息と回復の機会を与えているようなものだ。

このスキルは世界のトップアスリート達にも用いられている。例えば、私はテニスのスーパースター、ノヴァク・ジョコビッチに尋ねたことがあるが、彼はこのメンタル・テクニックは重大な変革と影響を及ぼす、と同意した。たった数秒で心身をリセットし落ち着ける能力こそが、ジョコビッチのようなアスリートが長期にわたりハイパフォーマンスを維持できる方法なのだ。

オンデマンドで心身を落ち着ける能力は、リーダーシップにとって深淵な意義がある。重大な危機に仲間と対処しているとして、あなた以外の皆がぼろぼろでも、あなたは落ち着いてクリアに考えることができる。渦中にあっても落ち着いて考えられる能力は優れたリーダーシップの証明だ。この能力の訓練と実施には、注意を意図的に、今この瞬間に、批判なく向けることが関わる。このような注意を自分の呼吸に向ければ向けるほど、さらに脳の注意力と実行機能に関わる部分、主に前頭前野が強化される。(関連記事はこちら

この能力は、非常に効果的なリーダーシップの基盤となる思考と感情のスキルのうちのひとつだ。もう一つのこのようなスキルは、自分自身を正確に査定する能力だ。瞬間瞬間の自分自身の感情の正確な査定からはじまり、それを積み重ねていくと自分の強み、弱み、ひいては人生の目的の正確な把握となる。正確な自己査定は優れたリーダーシップには必要な条件であることが調査で示されている。なぜなら、長所を伸ばし、弱点を補い、共通の明確なこころざしに向かっていく、有効なチーム作りを可能にするからだ。

心を落ち着ける方法を学ぶには、まず身体についてマインドフルであることから始まる。体にマインドフルな意識を向けることで、島皮質(しまひしつ)と呼ばれる、強い感情の認知力と共感に関連付けられる脳の部分を強化する。ジャーナリングなどの実践と共に行うと、自己認識が強化され、マインドフル・リスニングなどの実践と共に行うと、共感が強化され、これらはすべて、より高いエモーショナルインテリジェンスにつながる。

たとえあなたの会社がサーチ・インサイド・ユアセルフなどのマインドフルネスの研修をやっていなくても、まず最初にマインドフルな呼吸で、6秒でその恩恵を受けはじめられる。今日からやってみよう、そしていかに今にしっかりと注力し、効果的、生産的になれるか、見ていただきたい。

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◆ グーグルで開発されたマインドフルネスプログラム SIY2Day 3月12・13日

昨年1年間、サンフランシスコでのトレーニングと厳重な認定プロセスを経て、弊社代表理事の
荻野もSIY講師となりました。 2016年3月12・13日は木蔵(ぼくら)と荻野とで初めて100%
MiLI・100%日本語でお届けするSIYとなります。
日本のビジネスピープルのために役立つ本格的プログラムとして、思いも新たにお届けいた
します。1月22日までの超早割をお見逃しなく。
詳細・お申し込みはこちら:http://mindful-leadership.jp/siy/

◆ 1月29日マンスリーMiLI
ビジネスピープルのマインドフルネス体験会 ~モチベーション3.0とマインドフルネス~

2016年より、マンスリーMiLIは2016年のマンスリーMiLIでは、ビジネスピープルがマインド
フルネスに出会い、実践する場として生まれ変わります。

またマインドフルネスの最前線を、『モチベーション』、『マネジメント』、『コミュニケーション』、
『導入事例』などの観点からご紹介していきます。

新年の第一弾として、マインドフルネスの体験と、新しい年のマインドセットに向けた『モチベー
ション』をテーマに吉田がファシリテーションいたします。
詳細・お申込みはこちら:http://mindful-leadership.jp/seminar/1209-1634/

◆ 2月27日マインドフルネスに基づく対話とコーチング
MBCC(Mindfulness Based Coaching Camp)オープニングセミナー

マインドフルネスという普遍的な在り方を、対話・コーチングという実践を通して「社会と会社を
変える行動」につなげていきます。 共に学び、趣旨にご賛同いただけるみなさまと、社会・組織
のさまざまな領域でマインドフルチームを作っていくことを目指します。 MBCCの入り口として、
まず3時間のオープニングセミナーを企画いたしました。

※MiLIではMBCCプログラムの収益の20%を、十分な教育環境を得られないティーン
エイジャー&若年層を対象とした「マインドフルコミュニケーション・プロジェクト」(仮称)の
運営に充てていく予定です。
詳細・お申し込みはこちら:http://mindful-leadership.jp/seminar/0113-1650/