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ハウツー(マインドフルネス)

眠れない? 瞑想はいかが?

2016.02.02

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今回は、米国のハフィントンポストに掲載された、著名な瞑想指導者であり、ベストセラー作家でもあるシャロン・サルツバーグによる、眠りと瞑想についてのブログを日本語訳してご紹介します。
ビジネスリーダーで不眠の悩みを持っている方は少なからず、コーチングなどでも折々相談を受けます。

サルツバーグ氏(Sharon Salzberg)はジャック・コーンフィールド博士らとともに74年にアメリカでメディテーションセンターを創立し、以来40年以上世界中で瞑想を教えて来られました。私も、彼女とジョアン・ハリファックス老師による慈悲(コンパッション)についてのワークショップに参加させていただき、実社会でたくましく生きるための、骨太な慈悲について学ばせていただきました。そのまとめはこちら

サルツバーグ氏の語り口は、理想論ではなくいつも生活に根付いたもので、今回の睡眠に関する情報も、皆さんの瞑想の実践と照らし合わせつつお読みいただければと思います。そして、もしもあなたが眠れなくて困っているようであれば、マインドフル瞑想をトライしてみるのはいかがでしょうか?

(ぼくらしゃふぇきみこ)

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長い瞑想指導者としての経験の中で、私は深刻な不安を抱えて瞑想をしにやってくる多くの生徒に出会ってきた。瞑想、あるいは一般的なマインドフルネスの実践は、科学的に証明された不安やストレスの解毒剤であり、不安またはストレスがあなたの心を乗っ取って、自己評価、比較、後悔、その他の考え過ぎといった心の“グルグル状態“にさせてしまうのではなく、それに代わってあるがままの今の状態に心を集中させるものである。

 

広く信じられていることに反して、瞑想はいつも即座にリラックスした感覚が得られるとは限らない。私が初めて瞑想に触れた18歳のときは、ちょうど大変な苦痛を味わっているときで、私の人生を“治して”くれるようなスピリチュアルな経験を欲していた。瞬く間に熟練の瞑想者になって、きちんと座って瞑想をしている最中に明るい光と至福で満たされるものだと想像していた。もちろん、実際に起こったことはまったく違っていた。私の瞑想の実践は、自分の心が自分を苦しめている度合いに気づくスペースを与えてくれて、私は「手放す」練習を始めた。考えや自己批評、他者との比較などはまだ生じてきたが、そんな考えを“お茶に誘って共に過ごす”のは止めて、そんな考えがあることにまず気づき、私の心から出られるように案内し、意識を呼吸に戻すようになった。この、心との関係性をネゴシエーションすることは、瞑想の中心的な柱のひとつである。

 

私たちが瞑想するとき、普段の競争的で仕事重視のカルチャーの中ではあまり鍛えらえることのない、私たちの「手放す」能力を強化している。だから、瞑想はもっともパワフルな睡眠補助剤だと私は信じている。(実際のところ、最近の研究でこれが真実だと証明された!)ある生徒が言うには、睡眠のための夜の時間もまるで働いているように感じられるほど、しょっちゅう電話とeメールを何度もチェックしなければならないという強迫観念と儀式的ともいえる習慣による不眠症で、時間を無駄に過ごしていたとのことだ。言うまでもなく、この生徒は瞑想の実践にとてつもない感謝を感じて、この(心の)スペースができたことで彼女は、時に難しい場面でさえも自分の心を休ませることを学んだ、と私に教えてくれた。

 

睡眠のトラブルは、時に悪循環に陥る。第一に、私たちはその日に起きたタフな会話でぐっと我慢したり、仕事で大きなミーティングを前にして心配していたり、尽きることのない「やることリスト」などの心配やストレスによる結果、眠ることがよくできなくなる。そして、眠れないこと自体が不安の対象となり、そのことばかりに心が固執するようになる。もう眠れない。なぜ眠れないんだろう? 眠れなくなるようなどんな悪いこと、私は今日したのか? 今この瞬間は目を覚ましているという事実、ただそのあるがままの状態をシンプルに認識するーーのではなく心の語るストーリーや、評価、疑問や心配が心に現れる。言うまでもなく、手を力いっぱい握りしめるような硬直した状態では、普通、休息は自然に起きるはずもない。

 

もう一人の生徒は、不眠を解消するために、慈愛の瞑想を自分で開発した。伝統的な慈愛の瞑想は、まず自分たちに対する慈愛を沈黙のまま心の中で唱え、次にまずは愛する他の誰か、そして難しい関係にある誰かを想いながら行う。最後に、生きとし生けるものすべてに対する慈愛のフレーズを唱える。(例えば、「私/あなた/すべての命ある者が、幸せで、平和で、健康で、強くありますように」など)彼女が睡眠トラブルを抱えていたとき、慈愛の言葉を送っている対象であれ「生きとし生けるものすべて」が安らいでいる状態をイメージすることが気に入った。このやり方は、自分は孤独で、唯一の目覚めている人間であるという事実から心をほどいてくれるのに役立ち、彼女がよりポジティブで安らかな気持ちに注意が向けられるのにつれて、眠れないことに関する心配は消えていった。

 

もちろん、瞑想は鍛錬を必要とするものだが、実践することで心の中でのスペースの広がりを感じるとき、より意味あるものとなる。あなたのマインドフルネスの目的が何であれ、私はマインドフルネスとは、よく呼吸や慈悲のフレーズにチューニングすることで、混雑の中で友達に気づくことのようだと説明している。その友達に注意を向けているからといって、その混雑にいる他の人たち蹴散らしてしまうわけでもない。しかし、その呼吸という友達に優しく自分の注意を休ませることはできる。この方法で、固着的でなく、安らかに物事を見つめる、という状態に移っていける。注意を向けることはエネルギーを要するかもしれないが、拡張的なエネルギーであり、締め付けられるようなエネルギーではない。瞑想はスペースを作り、そのスペースで私たちは休息することができる。私たちは平和を求めることにおいて決して一人ではない。ただ、それはいずれやってくると信じることが必要だ。だから、あなたも幸せで、気楽に生き、毎晩安らかに眠れますように。

Twitterでシャロン・サルツバーグをフォローするには: www.twitter.com/sharonsalzberg

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◆ グーグルで開発されたマインドフルネスプログラム SIY2Day 3月12・13日

昨年1年間、サンフランシスコでのトレーニングと厳重な認定プロセスを経て、弊社代表理事の
荻野もSIY講師となりました。 2016年3月12・13日は木蔵(ぼくら)と荻野とで初めて100%
MiLI・100%日本語でお届けするSIYとなります。
日本のビジネスピープルのために役立つ本格的プログラムとして、思いも新たにお届けいた
します。2月19までの早割をお見逃しなく。
詳細・お申し込みはこちら:http://mindful-leadership.jp/siy/

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「創造的に働くビジネスパーソンのためのマインドフルセミナー入門

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MBCC(Mindfulness Based Coaching Camp)オープニングセミナー

マインドフルネスという普遍的な在り方を、対話・コーチングという実践を通して「社会と会社を
変える行動」につなげていきます。 共に学び、趣旨にご賛同いただけるみなさまと、社会・組織
のさまざまな領域でマインドフルチームを作っていくことを目指します。 MBCCの入り口として、
まず3時間のオープニングセミナーを企画いたしました。

※MiLIではMBCCプログラムの収益の20%を、十分な教育環境を得られないティーン
エイジャー&若年層を対象とした「マインドフルコミュニケーション・プロジェクト」(仮称)の
運営に充てていく予定です。
詳細・お申し込みはこちら:http://mindful-leadership.jp/seminar/0113-1650/