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SNS、ネットで脳のマインドレス度が悪化―神経伝達物質ドーパミンの罠

2016.05.02

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読者の皆様は、毎日どのくらい携帯メッセージ、SNS、ネットサーフィンなどに時間を割いているか把握しているでしょうか?

(このブログを読む時間はOKとして。笑)

かく言う私も、フェイスブックやブログ投稿が仕事の一部であり、またプロジェクトの連絡もSNSを使って行うことが多いため、「無駄なオンライン状態」と「必要なオンライン状態」の境界がわかりにくくなっています。皆様も心当たりがあることでしょう。

今日のブログは、SNSやネットサーフィンをしている時、脳に何が起こるかについてです。先週参加したハリファックス老師のワークショップでも同じ話題が確認され、改めて重要な話題であると感じ、お伝えさせていただくことにしました。

デジタルデトックス

まず、SNS、ネットサーフィンをしている時の一般的な感覚を思い出してみましょう。

「実は何もやれていないのに、なんか仕事しているような気になる」

「他の事には集中することは難しいのに、この時だけは時間を忘れて集中しているような気がする」

「必要以上に何度もチェックしている、またはチェックしたくなる」

このような感覚を引き起こしているのが、SNSやネットサーフィンへの反応として分泌されるドーパミンの仕業なのです。

ドーパミン自体は、中枢神経系に存在する非常に重要な神経伝達物質で、運動調整、ホルモンの調整、動機づけ、快感、などにつながるもので、なくてはならないものです。SNSやネットサーフィンは脳にとって「novelty (ノヴェルティ:目新しく注意を引き付ける刺激)」にあふれる情報がふんだん仕込まれており、脳がnoveltyを感知すると、ドーパミン分泌が促されやすいのです。

Novelty(目新しさ)⇒ドーパミンの分泌⇒なんとなく楽しい⇒時間を忘れる

といった、「なんちゃってフロー状態」を誘発され、本人は何かやっている、達成しているような気になるのです。

なぜリアルなフロー状態と違う「なんちゃって」なのかというと、能動性と受動性の差、言い換えると自分の自由意思による選択かどうかが、一つ大きな差といえるでしょう。

ネット・SNSひいてはゲームの世界では、情報のフレームは全ておぜん立てされた状態で、私たちはただ受動的に座ってそれに関わるのみです。そして、その状態が続くと、ドーパミン刺激は依存症をも創りだしてしまいます。同じ刺激によるドーパミンの分泌が続くと、その刺激がない状態でも、期待感がたかまり、その刺激を強く求めるようになるのです。この状態ではドーパミンは依存症を誘発する神経物質となってしまうのです。

つまり、

Novelty(目新しさ)⇒ドーパミンの分泌⇒注意力が高まる⇒なんとなく楽しい⇒その楽しい状態をもっと欲しくなる⇒Novelty(SNS、ネットなど)をいつも求める⇒SNS・ネット依存

となると、自分と向き合う時間はますます減っていき、マインドレスにネットに反応している時間が増えていきます。その過程で、脳もマインドレスな受動的な状態に慣れていきます。

いや、そんな大袈裟な。と実感のない方も要注意です。

特に、仕事でメールやSNSを使用せざる得ない人にとって、悪いたとえですが、アルコール依存症者が四六時中酒場にいる状態になってします。

じゃあ、どうすればいいのか?答えは、、、

「一定期間、どうやったってネットがつながらない状況に身を置く」

です。すなわちデジタルデトックスです。さらに、ネットと繋がらない時間、自分自身と繋がるという、マインドフルネスの様々な実践を組み込んだ、デジタルデトックス&マインドフルネスリトリートが、欧米では定着しています。

私自身、毎年1-2回、3日―7日間のリトリートに参加し、デジタルデトックスによる脳の開放感を感じています。「脳の開放感」というのは、忙しく情報を追いかけていた状態から、自分の意志で立ち止まり、自分の意志で何に注意を向けるかを選べている状態です。

他にも多くの恩恵がリトリートにはあり、多くのリーダー達が忙しいスケジュールを調整してまで定期的に取り入れているのですが、それについてはまた次回お知らせしたいと思います。

まずはご自身のネット依存、振り返っていただくきっかけとなれば幸いです。

(ぼくらしゃふぇきみこ)

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