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コンパッション

共感を超えて―思いやり(コンパッション)がリーダーシップを進化させる(その1)

2017.12.15

2017年5月、ジョアン・ハリファックス博士主催、リチャード・デビッドソン博士を始め世界的な頭脳を集めた会議「ZEN BRAIN」で、コンパッション(叡智ある思いやり)が個人・社会・地球環境の存続と健康に重要な役割を果たすこが紹介され、こちらのMiLIブログでもその内容をご紹介しました。

以来、各メディアや話題の記事でも思いやり(コンパッション)のリーダシップへの有用性が挙げられるようになりました。MiLIでも2018年のAWAREワークショップを始め、導入を始動させていきます。

本ブログでは、

その1 コンパッションとは?

その2 なぜビジネス・リーダーシップにコンパッション?

その3 コンパッションとマインドフルネスの切っても切れない関係

についてお話したいと思います。  (ぼくらしゃふぇきみこ)

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(写真はネパールの山村で医療キャラバンを引き連れ、現地の人々と触れ合うハリファックス博士)

燃え尽きを防ぎ、リーダーの力を引き出すコンパッション(叡智ある思いやり)

困難な現場で、相手やチームとしっかりとつながり、しかも感情に流されず客観的に状況を認識する。

その結果、修羅場であっても効果的なリーダーシップを発揮する。
これが、「叡智ある思いやり」すなわちコンパッションです。

特に、ストレスや苦しみの多い現場を変容させ、各人が伸び伸びと安心して実力を発揮するためには、コンパッションあるリーダーシップは必須であるとMiLIでは考えます。

日本語で思いやり、というと道徳的な人、善良な人、というイメージですが、マインドフルネスに続いて科学的リサーチも進んできているコンパッション。その概念はもう少し詳細な定義があります。

様々な学者の定義などから嚙み砕いて考えると、コンパッションには3つの要素があります。

  1. 相手の気持ちに共感 (優れたEQ)
  2. 相手の状況を客観的に理解 (優れた認知・メタ認知力)
  3. 相手を助けたいという自然な思い (高いモチベーション)

コンパッション3つのチャレンジ

1.「相手が苦労している様子を見ていると、自分が辛い。」というところから、その感情に飲み込まれることなくより効果的に相手をサポートできるよう、冷静さと客観性を持って状況を認識するーーーここが「叡智ある思いやり(コンパッション)」の最大の特徴であり、難しい所でもあるでしょう。

2.この3つの要素はステップ1~3をやればよい、という恣意的な活動ではなく、私たちが自然に持っている心の働きなのです。ですから、「こういう風に考えるべきだ。思いやりを持たなければ。」という「べき論」ではない、というポイントも重要です。

3.人のためなら十二分に力が出せると同時に、だからこそ燃え尽きの原因となりかねない、そんなリスクもはらむ領域でもあります。

コンパッション(叡智ある思いやり)は、訓練できるか?

マインドフルネスや瞑想の脳科学の分野で、世界をリードするウィスコンシン大学リチャード・デビッドソン博士は、コンパッションは訓練できる、と明言しています。彼のリサーチによると、30分のコンパッションの瞑想を2週間続けた結果、脳スキャンで利他的行動に関わる脳の部分がより活発に機能するようになったのです。また6週間のコンパッション瞑想で、差別的バイアスと心理的ストレスが減ったというリサーチも紹介されています。

同じくデビッドソン博士との調査に関わった仏僧・生物学者マチュー・リカールによると、コンパッションの心の状態は、健康で活力ある心の状態を生むと述べています。

 

続く:
その2 なぜビジネス・リーダーシップでコンパッションが求められるか?
その3 コンパッションとマインドフルネスの切っても切れない関係

 

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