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リサーチ・脳科学

マインドフルカンバセーションが生きる力を育む~記憶の研究より~

2014.04.14

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あなたは3歳頃までのことを、どのくらい憶えていますか。

米国エモリー大学の記憶に関する研究者たちのチームが、

「幼少期の記憶が人生に及ぼす影響」について興味深い報告をしています。

そう言われても、ほとんど憶えていないなあ・・・という声が聞こえてきそうですが、

それは当然のことのようにも思います。

実際、幼少期は脳が未発達なため、

「幼少期の記憶喪失」と呼ばれる現象が起きるのです。

 

しかし、

ウォールストリート・ジャーナル誌に掲載されている

同校のロビン・フィバッシュ教授らの話によると、

親が幼児期の子どもとどんな会話をしたかによって、

記憶の質量は大きく変わるそうです。

 

「日々の出来事を思い出し、その話をするように促されて育った子どもは、

10代になるまでに対処能力や問題解決能力で勝るようになり、

気分が落ち込むことも少ない」・・・・・・とのこと。

 

ある種の記憶はアイデンティティの確立に寄与し、

また別の種類の記憶は将来何らかの出来事に直面した際、

指示的な機能をはたします(失敗を繰り返さない判断など)。

そして、父母らと触れ合った記憶は、対人関係を築く動機づけになるのだそう。

 

経験上、幼児の話を聴くのは、楽しくもあり、激務(笑)でもあります。

そんな親としての記憶を呼び覚ましてみると、

はたしてどのくらい話を聴いてあげただろう・・・と、この記事を読んで少しドキッとしました。

 

研究者チームの中心人物であるパトリシア・バウアー教授は、

「子どもが何かを体験した直後に話をするよう促すと、

長期記憶として刻まれる可能性が高くなる」と説明しています。

それもコツがあって、 出来事の発端、展開、結末について引き出していくのが良いのだそう。

 

 

そうか、マインドフルカンバセーションが生きる力を育むのだと、

私はここで再認識しました。

ひたすら相手に寄り添い、呼吸を合わせるように耳を傾ける。

話が一段落したら、自分が理解したことを相手に投げかけて確認する。

そこで多くの場合、話し手は伝えたいことを補足するでしょう。

 

このやり取りを経験した大人が口にする、

「ただただ、聴いてもらうことの喜び」。

それは何か特定の答えを期待したり、操作しようという意図の全くない、

ただ聴くことにすべてを注ぐ、という聴き方です。

純粋無垢な子どもが、毎日シャワーのように、それと同じ体験をつづけたならば。

 

想像してみよう、 世界中の親子が、

食卓を囲んでマインドフルカンバセーションに微笑んでいるひとときを。

なんて、ジョン・レノン風に歌ってみたくなったりして。

 

( てんせい )

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