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リサーチ・脳科学

脳科学者が検証:マインドフルネスはもはや「できればやったほうがいいこと」ではなく「なくてはならないこと」(ハーバードビジネスレビューより)

2015.01.21

FireShot Capture - Mindfulness Can Literally Change Your B_ - https___hbr.org_2015_01_mindfulness-

ハーバードビジネスレビュー(2015年1月8日ウェブ版)より。

2015年もマインドフルネスは定着化の兆し。
とはいえ毎日の実践はなかなか難しいと感じられている方も多いでしょう。
そこで、ハーバードビジネスレビューの説得力ある下記の記事をご紹介します。
マインドフルネスの実践は、「できればやったほうがいい」(nice to have)ではなく、「なくてはならない」(must have)であると脳科学者たちが断言!

ほんの一呼吸、ほんの1分からでも、マインドフルネスの実践をご一緒にぜひ日常に取り入れましょう。

以下MiLI木蔵(ぼくら)による翻訳です。

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「マインドフルネスで文字どおりあなたの脳を変えられる」

Christina Congleton, Britta K. Holzel, Sara W. Lazar

ビジネスの世界でマインドフルネスが盛り上がりを見せている。
しかし、この流行がしっかりとした科学に基づいていることを知らない人も多いだろう。
批判なく、今この瞬間を意識する(=マインドフルネス)という実践が脳を変化させ、しかもこれらの変化とは、今日の複雑なビジネス環境で働くすべての人々、特にすべてのリーダーが知るべきである、と近年の研究で確認されているのである。

私たちは、8週間のマインドフルネスプログラムを終了した参加者を対象とした研究を2011年に実施した。
参加者の灰白質の密度が有意差をもって増加したことを観察した。
以来、世界中の様々な神経科学の研究機関で、マインドフルネスの重要な実践方法であるメディテーションがどのように脳を変化させるかを調査されている。
今年に入って、University of British ColombiaとChenmitz University of Technologyで20以上のリサーチデータを蓄積し、脳のどの部分が一貫して影響を受けているかを同定し、その結果少なくとも8つの異なる部位であることが分かった。
ここでは特にビジネスピープルに関連が深いと思われる2つに注目する。

第一の部位は、額から奥深く前頭葉の後ろにある、前帯状皮質(ACC)である。
前帯状皮質は自己統制、つまり意図的に注意は行動の舵取りをし、不適切な反応を抑え、柔軟に戦略を切り替えること、と関連付けられる。
前帯状皮質にダメージを受けた人には、衝動性や攻撃性が見られ、この部分と他の脳の部分の接続が損なわれた人は、思考の柔軟性を調べるテストで低い結果であることがわかっている。
彼らは行動を順応させていくのではなく、有効でない問題解決の戦略にしがみついてしまう。
それに対して、瞑想実践者は、瞑想をしない人々より、余計なことに気を散らされることなく正解を多くだし、自己統制のテストで優秀な結果をおさめた。
さらに、瞑想実践者は瞑想をしない人に比べて、前帯状皮質により多くの活動が見られる。
自己統制に加え、前帯状皮質は最善の意思決定のために過去の経験から学ぶ力と関連付けられる。
前帯状皮質は不確実で変化の速い状況で特に重要であるだろうと、科学者たちは指摘している。

私たちが注目する二番目の脳の部位は海馬であり、私たちの2011年のマインドフルネスプログラムの参加者の脳でも、灰白質の増加が見られたところが海馬である。
このタツノオトシゴのような形をした部位は、左右のこめかみの内側に埋もれ、感情と記憶に関連付けられる大脳辺縁系の一部である。
ストレスホルモンであるコルチゾルのレセプターで覆われ、恒常的なストレスによって損傷を受け、体内でダメージの連鎖を生むことが研究によって知られている部分でもある。
実際、うつ病やPTSDといったストレス関連の障害を持つ人は、海馬も萎縮している傾向がある。
これらのことは、海馬のレジリエンス(回復力)における重要性を指摘し、このレジリエンスも要求の高いビジネスの世界では、カギとなるスキルである。

これらの発見は、まだまだ物語の始まりに過ぎない。
神経科学は、マインドフルネスが認知、体感覚の気づき、痛みへの耐性、感情の統制、内省、複雑な思考、そして自己認識などの脳の領域に影響を及ぼすことを示している。
その根底にあるメカニズムを理解するためには、これらの変化を長期にわたって調査記録する必要があるが、これまで得た証拠でも非常に説得力がある。

マインドフルネスはエグゼキュティブにとって、もはや「できたらやったほうがいい」ことではない。
私たちの脳を健康にし、自己統制をサポートし、効果的な意思決定を可能にし、有害なストレスから私たちを守る方法として、それは、「なくてはならないこと」なのだ。
個人の宗教活動やスピリチュアルライフと統合することもできるし、宗教とは関係なくメンタルトレーニングとしても実践できる。
座る際、息をする際、マインドフルであることにコミットするとき、特に同じ意図を持つ人たちと共にあるとき、私たちが変化する可能性は高まる。

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2015年もMiLI(一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート)では、最新・最善のマインドフルネスの学びと実践のサポートをいたします。

2月19日マンスリーMiLI(2時間) 会社を変えるマインドフルカンバセーション 詳細・お申込みはこちら

3月14.15日 世界各国で高い信頼と人気のマインドフルネスのビジネスプログラムSIY(サーチインサイドユアセルフ)2Dayセミナー  詳細・お申込みはこちら