マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、どのような状態を指すのでしょうか?

マサチューセッツ大学医学大学院教授で、マサチューセッツ大学マインドフルセンター創設所長のジョン・カバット・ジン氏によると、「特別な形で注意を払うこと。

それは、意図的に、今の瞬間に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことだ。」と述べています。

ポジティブ心理学の分野の研究者である心理学者タル・ベン・シャハー氏は、著書「ハーバードの人生を変える授業」(大和出版)のなかで、「自分がしていることを十分に理解し、判断や評価なしにいまの瞬間をできるかぎり受け入れるようにすることです。『いま、ここ』に焦点をあて、やっていることを体感し、好き嫌いにかかわらず湧きあがる感情を味わっていることがマインドフルな状態です。」と書いています。

少し詳しく書くと、「他者からの、または、自分自身の評価、判断にとらわれず、「いま、ここ」に注意を向けている状態であり、ネガティブな感情もポジティブな感情も客観的にとらえている、または、味わっている状態であり、また、いま自分が行っている行動や頭の中にある思考、心にある感情を客観視しながら、受け入れている状態」と言えます。

元々は、仏教からの流れの言葉でありますが、医学、心理学の分野でも使われるようになり、2000年代以降、経営学や企業経営におけるリーダーシップ開発、人材開発の分野でも使用されるようになりました。

例えば、2007年にGoogle社内で開発され、同社のリーダー層を対象とした最も満足度が高く、一番人気のリーダーシップ開発プログラムは、マインドフルネスを活用したプログラムです。そして、そのプログラムは、同社のリーダー1200人以上が受講しています。

また、2013年のダボス会議では、マインドフルリーダー(マインドフルネスを身につけたリーダー)の重要性について、セッションが行われ、グローバル企業や有名大学のMBAにおいて、マインドフルを活用したトレーニング、授業が行われていることが紹介されています。

マインドフルリーダーが仕事においても、業務におけるパフォーマンスを発揮し、他者とのコミュニケーション能力にも長け、優れた組織を創造することができるとして、いま世界のリーダーたちから、マインドフルリーダーシップに注目が集まっており、ビジネス・リーダーシップへの応用に大きな期待が寄せられています。

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