voice04SIYで「心のホームベース」を見つけ、相手の変化に意義を見出すマインドフルリーダーに

株式会社サンリオ CMO マーケティング本部長木村 真琴 様

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講座を受けるキッカケ
プレッシャーに対し、自分とチームのため「内面を整える」という見方にピンときた
受講した感想
「こうすると心が整うんだ」という体感と、すぐに役立つスキルが継続のモチベーションに
成果やこれからの目標
エゴに乗っ取られず、難しい相手であっても相手の成長をサポートできるように

サンリオでマーケティングトップとして注目されている木村さんは、前職で自分と周りをよりよくサポートできるよう、SIYを受講されました。受講後6年の今も実践を続ける木村さんに、リーダーとしてのSIYの価値について話していただきました。

講座を受けるキッカケプレッシャーに対し、自分とチームのため「内面を整える」という見方にピンときた

前職はグローバル企業のCMOで、様々なノルマや本社と日本支社の間で、このままだと疲弊しないか、どうしたら周りをより有効にサポートできるか、と模索する日々でした。
いろいろ本も読みましたが、実践できないと意味がない。EQやレジリエンスをもっと理解・体得したい、と思うようになったんです。
立場上たくさんの研修を見てきましたが、かつての同僚だった木蔵さんがSIYを日本で始めたと聞き、「サーチインサイドユアセルフ」自分の内面を整えるというアプローチは面白いと思いました。Googleのハイパフォーマーくらいになると、そうなるだろうし、僕も自分の中を探求するタイミングだろうと。それで2015年のワークショップに参加を決めました。

”振り返ると盛り沢山で、今も役立ててます。だからこそ、6年経っても実践を続けて来られた”


受講した感想「こうすると心が整うんだ」という体感と、普遍的に役立つスキルが継続のモチベーションに

まず、参加型で講義で学んだことをすぐ実践、テンポよくワークがたくさんあって、これは効果的な研修デザインだなと思いました。参加者の皆さんも積極的にそれについていっている。そんな学ぼうという熱量と、高まっていくつながりの感覚にも非常にインスパイアされました。
具体的に得たことでいうと、まず瞑想のやり方を知りたかったので、繰り返しの実習で自分で出来る自信につながりました。
「書く瞑想」ジャーナリング、ボディスキャンの体験など次々と実習を経て、意識できていなかった地に足がついた感覚に気づき、「こうすると心が整うんだ」とはっとさせられました。
さらに、マインドフルリスニングを体験して、ビジネスでも家庭でもすぐ使えて役立つと実感しました。
全体的な体験と、それぞれのスキル、こうやって振り返るととても盛り沢山で、今も役立ててます。だからこそ、6年経っても実践を続けて来られたんでしょう。


受講後の成果や成長エゴに乗っ取られず、難しい相手であっても相手の成長をサポートできるように

大きな成果としては、実践を続けて、「心持ちのホームベース」ができたことです。気持ちがざわざわしていると相手や状況のせいにしがちですが、今は、「これは自分の心の状態だ」と分かります。
受講した2015年よりも、さらに混沌とした状況は加速しています。そんな中、会社や上司、社会に頼ったり逆に責める人も多いですが、本当に必要なことは「自分がどう捉えているか」を知ることです。それから相手のことも感じとる。そうすることで、感情的に相手を変えようとせず、同僚、家族、そして報道など、冷静に向き合えています。

“人に対する苦手意識が無くなり、自分の状態と相手の状態に気づけると、より意義のある対話ができるようになった”

例えば強い口調のネガティブなメールを受けて、「この人のイライラはどこから来るか?この人は大丈夫か?」と思いやる気持ちになったり。かつての僕はネガティブな人にはレッテルを貼って避ける傾向でしたが、今はそんな苦手意識がまったく無くなっています。自分の状態と相手の状態に気づけると、結果的に、より意義のある対話ができるようになったと感じています。
今僕がリーダーとして大切にしているのは、同僚にしても顧客にしても、「相手の変化量が価値である」ということです。相手の善き変化をサポートするために、何ができるか。この混沌の状況で、SIYのようなアプローチはますます重要になるでしょう。
SIYを含めたリーダーとしてのマインドセット、これからも自分のあり方を通して伝え続けようと思っています。