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マインドフルネスとは

マインドフルネストレーニングに瞑想は必要か?

2013.12.25

23日に開催された日本マインドフルネス学会設立記念大会の続きです。

今大会では、若い研究者のみなさんが独自の視点で行なった研究発表もありました。

なかでも私が興味深かったのは、

「マインドフルネストレーニングに瞑想は必要か?」という、刺激的なタイトルの発表。

琉球大学大学院の玉城美波さんによるプレゼンテーションでした。

結論を言うと、マインドフルネストレーニングの中核的な要素である「注意や気づきの能力の涵養」

は、ヨーガやレクレーションによっても達成できた、というものでした。

あくまで代用の可能性を示唆したという段階ですが、特に吟味された内容のレクレーション群が、

マインドフルネスの瞑想と同じような効果を発揮する可能性は注目に値するでしょう。

実験過程では、瞑想よりもレクレーションのほうが日常における実践の継続率が高く、

それが目的達成との関連においても注目される点の一つでした。

ただ、この発表を聴いている最中から私の頭の中に生じていた疑問が、

発表後の論評でも提起されました。

それは、レクレーションという「楽しみ」がマインドフルネスへのトリガーであり続けるかぎり、

そうした特別な機会に依存しつづける状態が続くのではないか、ということ。

マインドフルネスを「日常で訓練し高めることができるもの」と位置づけるなら、

やはり筋トレと同じように負荷をかける(マインドフルになりにくい状態で鍛える)

という視点が必要でしょう。

一方、レクレーションから入ってマインドフルネスを涵養することで、

次第に瞑想も受け入れやすくなっていく可能性も報告されました。

またヨーガのように呼吸をコントロールする方法に比べて、

自然に任せるマインドフルネスの瞑想は神経質傾向の強い人に、

より効果的であるといった報告も、別のプレゼンテーションにありました。

こうした精神医療の現場で積み重ねられている実践と検証を、

まったく未開拓なビジネスシーンでの取り組みの参考にしていきたいと思います。

(てんせい)

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