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幸福学・サードメトリック
幸福の先にあるマインドフルリーダーシップ
2014.01.10
Eテレ(NHK教育テレビ)で「幸福学」が始まりました。
私たちがお世話になっているSIYLI(米国・サンフランシスコ)への取材も入っているので
(1月3日のプロローグでも少し登場)、全編録画しようと気合バリバリの私。
さて、それはともかく、いったい幸福学とは何ぞや。
番組のなかでは、社会福祉の観点から幸福を考えるウェルビーイング、
人間性心理学の流れを汲むポジティブ心理学、
そして脳内物質の分泌などから幸福をとらえる脳科学の最先端・・・。
こうしたさまざまな学問を統合した、
言わば学際領域に打ちたてられるのが「幸福学」であると位置づけます。
哲学や宗教、また時にはスピリチュアリズムなどの枠組みで探求されてきた幸福が、
科学のステージに上ったわけです。
幸福といえば、グーグルの「陽気な善人」にしてSIYLI会長、
チャディ・メン・タン氏の著書『Search Inside Yourself』(邦題『サーチ!』)でも紹介されている、
“The Happiest Man in World”=世界一幸せな男、マチウ・リカール氏が、
そう呼ばれるようになったのも、科学的な理由からです。
マチウさんは分子遺伝子学者にして、ダライ・ラマ14世と長年行動を共にする仏教僧ですが、
彼は調査によって「前代未聞の幸せの測定値」が出て有名になりました。
測定値とは、左右の脳の前頭前野からみた活性度。
左前頭前野の特定領域における活性度が相対的に右のそれより高いほど、
喜びや熱意といった幸福につながるポジティブな情動が報告されています。
反対に右前頭前野の活性度が相対的に高い人からは、多くのネガティブな情動が報告されています。
つまりマチウさんの場合、良い意味において
この左右の相対比較における差が圧倒的に大きかったのです。
私たちが提唱するマインドフルトレーニングは、
誰もが、「科学的に証明された、世界一幸せな男」――に近づける科学的なトレーニングです。
そしてこの「幸せ」という要素が、人に対する共感性や思いやりにもつながり、
社会や組織におけるリーダーシップに不可欠な基盤を養います。
それらはいずれも、「人の資質」だけで決定されるものではなく、
誰もがその人なりの基本を、訓練によって育むことができるのです。
リーダーシップは教育できるものではない・・・よく、そんな声を聞きます。
(リーダーシップトレーニングの依頼主からさえ!)
しかし「教育」という言葉から想起されがちな、
「誰かが別の誰かに知識を教授する」というステレオタイプなイメージを、
いったん外してみましょう。
そして、ほんらい自分に内在するものに目覚めていく、
その過程を共にする日々の鍛錬が合理的に導入されたら。
そのとき、真性のリーダーが出現する確率は、きっと今より高まる。
そう、私は信じています。
(てんせい)
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