社会と会社を 変える マインドフルリーダーシップ

一般社団法人 マインドフルリーダーシップインスティテュート一般社団法人 マインドフルリーダーシップインスティテュート

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コンパッション

共感を超えて―思いやり(コンパッション)がリーダーシップを進化させる(その3)

2017.12.15

その1 コンパッションとは?

その2 なぜビジネス・リーダーシップにコンパッション?

に続きラストは、

その3 コンパッションとマインドフルネスの切っても切れない関係

についてお話しましょう。  (ぼくらしゃふぇきみこ)

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コンパッションとマインドフルネスはコインの裏と表

これは、実践者の体験からくる言葉であると同時に、脳科学的に見た時の科学者の言葉でもあります。
スタンフォード大学神経外科の名医でもあり、CCARE(コンパッションと利他主義の研究所)ディレクターであるジェームス・ドゥティ博士も取材でそのように語ってくれました。

言い換えるなら、「コンパッションを含まないマインドフルネスは片手落ち」であり「マインドフルネスを含まないコンパッションも片手落ち」なのです。

そもそも、人間の脳はものごとをネガティブにとらえ、ネガティブな記憶のほうをしっかりと刻み付けるという特性があります。

これは「脳のネガティブバイアス」とも呼ばれ、痛い思いは二度と繰り返さないよう、人間のサバイバルに重要な役割を果たしてきました。

ニュートラルな出来事さえも、ついつい批判的に見てしまう。

そのため、「意図的に、批判判断なく、今を認識していく」マインドフルネスにおいて、この「批判判断なく」という姿勢は、実は思いやりや優しさがなければ実現できません。マインドフルネスを取り入れていく上で、コンパッションは不可欠なのです。

私自身、瞑想を始めてしばらくは、注意が呼吸から逸れるたびに自己批判が立ち上がり、瞑想=自分にダメ出しの時間、になりがちでした。

もちろん、そういう経験も自己批判に気づくために重要なステップであり、様々な恩恵がありましたので、ご心配なく。そして、次の段階では瞑想の時間にセルフコンパッションを取り入れることで、批判・判断のイタさが減って、その認知力はクリアになったと感じます。

また、コンパッションの実践でマインドフルな認識力が足りなければ、相手の感情と自分の感情の識別や、状況を俯瞰・客観することができなくなってしまいます。その結果、相手の感情に引っ張られ疲労してしまう、燃え尽き症候群になりかねない、などの危険をはらむのです。

そして朗報は、マインドフルネスとコンパッションの開発の両方を行うと、お互いがより高まる相乗効果が期待できることです。

神経科学的にも、マインドフルネスで開発される脳の部分(島皮質・背外側前頭前野など)は、コンパッション瞑想で開発される部分と多く重複しており、その神経的・認知的な関連性の高さがうかがわれます。

クリアな認知力・メタ認知力をマインドフルネスで培い、同時にコンパッション(叡智ある思いやり)でお互いを支え合う――遥かな目標かのようですが、前進し続ける価値がある。そして小さな一歩からでいい。

ダライ・ラマ、リチャード・デビッドソン博士、カーター元大統領など、世界で尊敬を集める有識者が、人類の繁栄、幸せ・存続のために開発するべきこととして挙げているのもコンパッションであるのもうなづけます。

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている価値がない」

レイモンド・チャンドラーが書いた探偵フィリップ・マーローの有名な言葉が、心を横切るのでした。

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