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コンパッション

【ブログ】AWAREご参加者の感想から見るコンパッションの真実

2019.04.25

ジョアン・ハリファックス博士をはじめ、藤田一照氏(禅僧)、中野民夫氏(ファシリテーション)、藤野正寛氏(認知神経科学)をお迎えして4月20・21日実施したコンパッション・リーダーシップのワークショップ第2回目AWARE2Day。

ご参加者の皆様のオープンで純粋な取り組みのおかげで、大好評のうちお届けできました。心よりの御礼を申し上げます。
5月6月とAWARE実践フォローアップも続きます。楽しみです!

ご参加の皆様より3名様、とても的確でわかりやすいご報告をFacebookで挙げていただきましたので、コンパッションの学び・体験をご了承の上こちらで紹介させていただきます。杉浦さん、竹中さん、清水さん、深謝申し上げます!(MiLIぼくらきみこ)

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杉浦明日美さん 医師

AWARE: Mindfulness x Compassion x Neuroscience.
A workshop founded by Joan Halifax.

MiLI (Mindful Leadership Institute) さんが主催するAWARE ワークショップに参加しました。 昨年に続き2回目です。

WS創立者/講師であるJoan Halifaxさんの昨年の言葉、今回も講師の1人藤野さんが引用されていましたが、
「(特に)医療従事者は自分の身体のサインに蓋をして従事することをトレーニングされる」

もう1人私の好きなBrené Brownさんの言葉を借りれば、
“When we numb, we numb everything. We can’t selectively numb negative feelings” (私達は体感や感情に蓋をする時、全ての感情を鈍麻させる。 人間の脳は怒りや悲しみといったネガティブな感情だけを選択的に鈍麻はできず、同時に楽しさや歓びといったポジティブな感情も鈍麻していく)

簡単に言えば、これが現代社会でのバーンアウト、コンフリクトやおかしな社会現象を引き起こす底の方にある原因の一つなのかなと思います。

このワークショップの目的は「コンパッション(叡智にあふれた寄り添う力)に満ちたリーダーシップを築くこと」となると思いますが、その方法として、多忙な現代人が忘れがちな「関わり」について、実際のコミュニケーションをシミュレーションとしてA-W-A-R-Eに沿って噛み砕いて消化していきます。

A: attention. 注意を向ける。 最初にこの会話の場にあるという事を思い出す、地に足をつける

W: why are we doing this. 意図を思い出す。何を大切にしているか、など

A: attunement. 波長を合わせる。この会話の中で自分がどんな体感を味わっているか、次に感情は何か湧いているか、最後にどんな思考が起きているか、を受け止める。 自分についてわかったら次に同じことを、相手はどうかと感じ取る。

R: reflect. AWAまでを一旦立ち止まってリフレクトする。 自分の中に偏見や思い込み、バイアスはないか。 何が最も役に立つのか

E: engagement and end. ここまでで纏まってきた「自分はどのような声をかけるべきか、行動をするべきか」を実際に表に出してこの「関わり」のサイクルを一度手放す。時には何もしない、という選択肢も大切な「行動」の一つである

という、普段は一瞬で行なっているであろうプロセスを丁寧に2日間かけて紐解いて、様々な角度からアプローチします。自分が会話の中にいるだけでなく、会話を傍観するという役も回ってきます。

今回2回目にして気づいたのは、attunementのAで、自分の感覚、感情、思考をなかなか描写できないなということ、それは他の参加者の方を見ていても同じようでした。ここで最もスラスラ出てくるのが、相手の思考、の部分です。つまりは普段から「相手がどんなことを考えているか」を考えるのは慣れているけれど、自分や相手が何を感じているかなどを全てすっ飛ばして結論を出そうとしているのかもしれないな、と感じました。
これが冒頭で述べた「自分の感情を鈍麻させて」につながってくるのでしょうか。

これを錚々たる豪華講師メンバーが様々なアプローチで体感させてくださるWSです。中野民生さんのファシリテーション(+メモが素晴らしい。歌も頭から離れなくなります)、藤田一照さんがボディワークを通して普段あまり目を向けない体感覚への注意の払い方へ導いてくださり、藤野正寛さんがこのプロセスで脳に何が起きているのかをサイエンスバックグラウドを用いながら左脳に語りかけてくださる(ここ、左脳人間の私にはかなり効きます)。 Joanさんの英語をいつも日本人に響きやすい言葉に翻訳される木蔵君子さん。そしてこの場の空気をホールドされるMiLIの荻野淳也さん、吉田典生さん。聡明で雰囲気のよい、WS中に何か課題が出てもさっと団結して道を開かれる講師の方々です。

私が最初にマインドフルネスに触れるきっかけとなったDaniel Siegelさんの著書 The Whole Brain Childの題名を借りると、
“The Whole Body-Heart-Brain Leadership”
を学ぶWSということでしょうか

今回2回目参加ということで、2日目始めの1日目を振り返るパネルディスカッションでパネラーをする機会をいただきました。 上記の豪華メンバーと並ぶなんて、医学系学会のパネラーとはまた全然違ったウキウキ感でした。 ありがとうございます。

長い投稿となりましたが、Joan Halifaxさんの著書、Standing at the edge: Finding Freedom Where Fear and Courage Meetの待望の日本語訳本が今年9月に発売されるそうです

仕事に役立つだけでなく、集中力改善やストレス対策などなど、
日々の生活でとても役立つスキルです。 ぜひ 😊

竹中吾郎さん 会社員

4月20〜21日、東京にてMILI主催、Joan Halifax師のAWARE ワークショップに参加。師の行動仏教者(Engaged Buddhist )としての在り方に非常な感銘を受ける。
そして、マインドフルネスの全体性・身体性をベースにCompassionを日常生活にもたらす、身体に落とし込むプロセスは、構造的解説や体験的実習を交えて、非常に良く出来た素晴らしいものでした。NVCとの強い共通性も興味深かった。

「これは仏教です」と師は仰っていたが、まさにEngaged /Applied Buddhism (行動仏教)のエッセンスであったと思う。「仏教」を強調しなくても、こうした智恵が世界に広まって行くのは、本当の意味でのパラダイムシフトに繋がる。
「AWARE」の最後のEがEngageのEであるのが、象徴的に思えた。

柔和な微笑みを常に絶やさず、温厚な師が「We, inter-are!」(私達はお互いに繋がっているのです)と熱く強く言い放ったのが、心に残る。まさに行動者、Activistであり、その実践体験があってこそ生まれたワークショップ。その繋がりの質を高めるのが、Compassion。

また、全体のファシリを中野民夫さん、ボディーワークを藤田一照師、脳科学から見た解説を藤野正寛さん(温厚かつますますキレッキレ!)が行なうという、超豪華な顔ぶれ! 師の発する言葉の板書を民夫さんがするという…なんと豪華な!(さすがにとてもわかりやすく、とても助かりました!)。

AWAREのステップ自体は、NVCのそれに酷似しており(NVCよりも体系的でよく整備されているが、ニーズの概念は明確にはない)、NVCやフォーカシングの要素をうまく取り入れれば、更に素晴らしいものになると思う。またこの類似性自体が、禅の影響を受けた(師はティクナットハン師の元弟子)、これらのアイデアの成り立ちの共通性を物語っている気がする。

個人的には、「E」のEndパートについて、師にHumility (謙虚さ)とSelf Compassionについて述べて頂いたのが大きな学びでした。私に欠けていたものかもしれない。

会場にはスタッフ含め90人近い参加者がいて、多くはビジネス畑の方々の様だったが、皆とても熱心に参加されていて、なんだか嬉しくなった。

最後に、師と共に素晴らしい場を設けて下さった上掲講師の皆様、主催MILIの荻野さん、素晴らしい通訳をして頂いた木蔵さん、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
皆さんとの夕食で、色々お話し出来たのも、喜びであり収穫でした。シメのラーメンも🍜!笑

竹中吾郎 会社員

清水 智子さん 福祉団体職員・産業カウンセラー

4/20、21。
待ちに待った、コンパッションのプログラム『AWARE』に参加。

正直前日まで、ほんとに行けるのかにゃー・・・;;
というくらい、体調が激悪だったのだが。
2日間、なんとか集中できるレベルで
参加することができた。
誰のおかげかわからないけど、ほんとにありがとう(-人-)

さて。
コンパッションとは、
「相手のために感じる」「相手とともにいる」
ということ。あるいはその想い。

マインドフルネスとコンパッションは、
コインの表裏、または両輪として
互いを補完し合うものであり。
どちらが欠けても、不充分なものでもある。

参加するまで、私は、
このプログラムを受ければ
いずれコンパッションが身につくものだと思っていた。

でもそれは違っていて。

コンパッションは、本能レベルでわたしたちの中にあって。
わたしたちは、すでにすべてのものを持っている。

けれどもわたしたちは、長い年月をかけて
それをどこにしまったのか、忘れてきてしまったから。

『AWARE』とは、それらにアクセスするための
鍵、またはパスワード。

そしてこの2日間で得られたのは、
まだ、パスワードになる前の
記号のいくつか、だけであって。

これから、自分自身でそれを感じながら。
ひとつひとつ積み上げていくものなんだと。

自分の勘違い自体は、恥ずかしかったけど。
とても心地よく訂正をしてもらったような。
そんな、濃ゆい濃ゆい2日間だった。

 

そして、私にとって大切な気づきがもうひとつ。

今回参加することで、
自分がいかに「頭で考えること」に捉われていたのかを
知ることができた。

この1年、自分なりにいろいろな実践を重ねて。
身体の感覚が大切なんだ、ということを
自分にも、他の人にも言い続けてきた、はずなのに。

いや実践を積んだからこそ、
「自分は身体感覚の大切さを理解している」
という思いに捉われていたのかもしれない。

でも、それも全然違っていて。

特にこのところ、
自分の感覚がキャッチしたことを、
自分の思考が凌駕しようとしていた。
ということに、セミナーの途中で突然気がついて。

それも、気づいたときにはとても恥ずかしかったけど。
私はもっと、自分の感覚、自分の感情を信じていいんだなと。
安心して、自分を信じていいんだなと。

私にとっては、とてもとても大切な気づきをいただけて。
本当に、参加できてよかったと思う。

ハリファクス老師をはじめとする
講師の方々の情熱(なんて言葉じゃ足りない)と
ユーモアにあふれた、講義の数々と。
分刻みの絶妙なフォーメーション(笑)も素晴らしく。

またSIYでお会いした方々との嬉しい再会と、
新たな出会いもあり。

陰に陽に、コンパッションを浴び続けた
本当に素晴らしい2日間でした。
みなさま、ありがとうございました(^-^)

まずは、グラウンディングから。
毎日欲張らず。こつこつと積み上げていきたいと思います。

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マインドフルネスを基盤としたコーチングMBCC

他、様々なイベント・セミナーを実施しております。
多くの皆様のお役に立てれば幸いです。

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2019年6月14日(金)19時~20時

『共感コミュニケーション企業編@仙台』

主催:マインドフルリーダーシップインスティテュート

協力:MBCC東北チーム

講師:吉田典生(MBCCファウンダー)

参加費:3,000円

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