International Coach Federation
(国際コーチ連盟)承認コーチ育成プログラム
クライアントとコーチが「今、この瞬間」に完全に共に在ることから現れてくる関係性、無知の知を携えてクライアントの主題に寄り添う対話、為すことを手放して起こることに委ねる場。
それは以下に挙げるコーチングのグローバル基準における定義に沿って、関係性が紡ぎだす対話の可能性を高める視座でもあると考えています。
コーチングとは、示唆に富んだ創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである。
Coaching: Coaching is partnering with clients in a thought-provoking and creative process that inspires them to maximize their personal and professional potential.
ICF(国際コーチ連盟)2014年6月 有限会社ドリームコーチ・ドットコム訳
MBCCは既存のコーチングメソッドの不完全性を批判し、新たな方法論として提示するものではありません。すべてのコーチング(またはコーチング的な要素をもつ対話)が十分に機能している瞬間や場面においては、意図せずともマインドフルネスという状態が現れていると考えるからです。そして優れたコーチやコーチ的な人は、押しなべてマインドフルであると思います。
しかし一方でコーチングのような対人支援においては、コーチングを「する人」と「される人」―という二元性が生じ、「しよう」というコーチ側の意図が「起きるべくして起ころうとしていること」に蓋をしてしまう場合があります。
そこでMBCCは、あらゆるコーチの個性やコーチングのアプローチの限界ではなく可能性に目を開き、それぞれのリソースを最大限に活用するためのOS(コーチングの基盤)をアップデートするものであることを目指します。
またそれと同時に、新たなOSと親和性の高いコーチング技法を体系的に学ぶことのできるコースとなっています。コーチングの基本的なスキルは、ICFが定めるコアコンピテンシーを、実践を通して徹底的に深める内容です。
コーチングはセラピーやカウンセリング、その他のさまざまなアプローチの影響を受けながら発展してきました。また一つのコーチングメソッドには、それを指導するティーチャーの価値観や個性が活かされる一方、コーチングと認識されるものの原則が曖昧になるリスクもはらんでいます。
そうした点をふまえMBCCでは、マインドフルネスという概念と実践をOSと位置づける他は、ICF のグローバルなコーチング基準に沿うことへの完全性を意識しています。
ICF は五大陸のコーチ養成組織や認定コーチの支援を行う、この分野における最大規模の非営利組織です。
また政府機関や大手企業がコーチングを導入する際には、ICF認定の有無が一つの判断基準にもなっています。
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2018年4月14日(土)、15日(日) いずれも10:00 ~ 17:30 | ||
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より良く生きるためのマインドフルネス/
マインドフルコーチングの扉を開ける |
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コアコンピテンシーA:コーチング実践者の倫理/
コーチングの準備と合意形成 |
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2018年5月19日(土)、20日(日) いずれも10:00 ~ 17:30 | ||
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コアコンピテンシーB:関係構築の実践 | ||
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コアコンピテンシーB:コーチの在り方、マインドフルコーチング/
自己認知と自己管理/fast system&slow system |
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2018年6月16日(土)、17日(日) いずれも10:00 ~ 17:30 | ||
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コアコンピテンシーC:リニアなコーチングのスキルと対話モデル | ||
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マインドフルコーチングの基本:スキルを解放する/
起きてくることに委ねる |
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2018年7月28日(土)、29日(日) いずれも10:00 ~ 17:30 | ||
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コアコンピテンシーD:リニアなコーチングを組み込んだ
マインドフルコーチング |
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自分のユニークさを磨く/マインドフルコーチング実習/
総合演習とフィードバック |
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※ 全日程を通して受講いただくことが前提となります。 |
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関西大学社会学部卒。ビジネス誌の編集・記者を経て、90年よりフリーランスのジャーナリストとして主に「人と組織」に関わる分野を中心に、数多くの月刊誌、週刊誌等を舞台に取材、執筆。2000年に(有)ドリームコーチ・ドットコムを設立。日本におけるビジネスコーチング分野の開拓、リーダーシップの裏側にあるフォロワーシップに視点を当てた企業研修プログラムの開発に取り組む。国際コーチ連盟マスター認定コーチ、米国プロファイルズ社戦略的ビジネスパートナー、ビジネス・ブレークスルー大学大学院オープンカレッジ講師。著書『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』(ソフトバンク文庫)他多数。
カリフォルニア州立大学大学院(動物行動学)、国際通信会社、データセンター企業を経て、現在は米国シリコンバレーに本社を置くIT企業の管理職。2009年よりインターナルコーチとしての活動を開始。主にエグゼクティブのパフォーマンス支援、組織マネジメント開発、グローバルオペレーションの領域を専門とする。
MBCC基礎コース修了(1期生)、MBCC応用コース修了(1期生)
メーカーで翻訳・通訳に従事したのち、観光業、外資系IT企業の管理職として企画営業と人事に携わる。2012年からコーチングを人材育成に取り入れる。
現在は、20年以上の管理職経験を基に、リーダーシップ、コーチング、コミュニケーション研修の講師、パーソナルコーチとして活動中。組織にコーチング文化を広め、働きがいのある職場づくりの支援をライフワークとしている。
米国Wiley社認定DiSC®トレーナー。
TOEIC980点。
旅行会社にて海外旅行の手配業務、新人研修、後輩指導の業務に携わった後、1989年より研修会社にてリーダーシップやコミュニケーション研修のプログラムの企画、開発、運営業務に従事。国際コーチ連盟が承認するグローバル基準のプロフェッショナルコーチ育成プログラムを受講し、1999年よりコーチとしての活動をスタートする。企業のマネージャー、経営者、自営業者、医療従事者などのONE ON ONE のビジネスコーチングを実施。MBCCの前身であるCCC(コアコンピテンシーキャンプ)の講師およびメンターコーチとして、企業における実践に通用するプロコーチ養成に携わる。また企業管理職、リーダーを中心にマネジメント、コーチング、コミュニケーション研修の講師としても幅広く活動。コーチングの倫理や定義、スキル認定に関して卓越した知見を持ち、多くのプロコーチが一目置く存在。PCC(国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ)、米国ワイリー社認定DiSCインストラクター。
立教大学卒後、貿易会社に勤務。退社後、高校生、中学生対象とする英語教育に従事。
国際コーチ連盟が承認するグローバル基準のコーチ育成トレーニングを受講、2000年11月よりコーチとしての活動を開始。MBCCの前身であるCCC(コアコンピテンシーキャンプ)のトレーナー、メンターコーチを勤める他、コーチングに関わる国際的なコミュニケーションにおいて、日本のコーチの中心的な存在。
個人としても企業におけるコーチングを組み入れたトレーニング、コミュニケーション研修の講師、個人のコーチとして広く活動。パーソナルコーチとして年間570時間以上のコーチングを提供、講師としての登壇時間数450時間以上の実績をもつ。
PCC(国際コーチ連盟プロフェショナル認定コーチ)、日本ブライダルスぺシャリスト協会顧問、聴き力検定東京講師。
ヨーロッパ最大手の小売、カルフールの食品部門でマーケティングのトップを務めたのち、Paris School of Managementより組織管理の博士号を受け、以来IBM、Banque Francaise Commerciale、CMTなどグローバル企業でコンサルタントを務める。長年のメディテーションの経験から、エグゼクティブコーチングにマインドフルネスを取り入れたメソッドを編み出す。政治家、大手企業CEO、医療関係者などのクライアントから絶大な評価と信頼を得ている。
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MBCCの原点は、「社員一人一人の才能と情熱を解き放つ」というテーマのもと「1on1 ミーティング」を中核に、組織コミュニケーション活性化・風土改革に取り組むヤフー株式会社(ピープルディベロップメント統括本部 人財育成チーム)のご協力のもとで始めた実験でした。
2015年の上半期、約半年にわたり実際に社内コーチとして活動している皆さんのフィードバックをいただきながら、私たちはマインドフルコーチングのプロトタイプを走らせました。
その過程において、私たちは次のようなコーチングに対する課題と可能性について学びました。
このような発見と手ごたえから、マインドフルネスがコーチングを最高に機能させるためのOS(基盤)となることを確信しました。
そして世界で広く提供されているコーチングプログラムの原則、および信頼の基準としてICF(国際コーチ連盟)のコアコンピテンシーを据え、それらを統合したプログラムとしてMBCC – Mindfulness Based Coach Camp – をスタートさせるに至りました。
古来、受け継がれる東洋の叡智に立ち戻れば、今私たちが「マインドフルネス」として伝えていることを、単に特定の成果や効用、‶手に入れたい何か〟のための方法論として活用するのは誤りです。しかしブッダが説いた八正道の一つとしての「正念」=Present mind(これがマインドフルネス)を、その教えの全体像からとらえていくと、「正しい意図を忘れずに、より良い未来に向けて、より良く働き、より良く生きる」―ことへの教えが込められています。
つまり「今、この瞬間の気づき」であるマインドフルネスは、過去・現在・未来を貫く行動の支えでもあると考えられます。
MiLIではマインドフルコーチングをコーチングの専門家やビジネスリーダーの教育に留まらせるつもりはありません。コーチや組織のリーダーが質の高い対話の担い手になることによって、地域社会や家庭、ティーンエイジャーをサポートしていく新しいコミュニケーションのインフラにしていきたいと思っています。
近い将来、MBCCを通してMiLIと受講生のみなさまが一体となり、マインドフルコミュニケーションで社会を変えていくためのチーム、コミュニティをつくっていきます。またMBCCによる収益をプールして、そのための活動資金としていくための準備も進めてまいります。
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