voice02SIYを受けていなかったら、今の自分はいなかった

シスコシステムズ合同会社 執行役員 人事本部長宮川 愛 様

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講座を受けるキッカケ
『これからトレンドになるぞ』という興味本位で
受講した感想
本当に自分自身に向き合い、一皮むける体験をした
成果やこれからの目標
自己犠牲からセルフコンパションを起点としたリーダーシップへ変化

働きがいのある職場(Great Place To Work)の大企業部門1位となる企業文化の醸成をリードされるなど、外資系企業の人事領域(HR)のプロフェッショナルとしての素晴らしいキャリアを築かれてこられた、宮川愛さまに、個人としてのSIYへの想いをお伺いしました。

講座を受けるキッカケ『これからトレンドになるぞ』という興味本位で参加した

参加したのは2015年でした。
SIYを受けていなかったら、今の自分ではなかったのではないか、と思うくらい、すごく大きなインパクトのあったワークショップでした。
これまでの私の人生で、2つ大きなインパクトのあったワークショップがあるのですが、まさにそのうちのひとつがSIYです。その後に受けたふたつめのあるワークショップにインパクトを感じたのも、SIYでの体験の土壌があったからこそ、と思うくらい、私にとって大きいものでした。
実は、最初にSIYを受けた時は、「マインドフルネス」「グーグル」という流行りものの観点から、それが何かも知らずに人事担当者の立場として参加したんです。
英語の意味(Search Inside Yourself)と具体的に何をやるのかというのが全く繋がらないまま、『このプログラムは、これからトレンドになるぞ』という興味本位で参加したというのがお恥ずかしながら実際に参加した理由でした。


受講した感想本当に自分自身に向き合い、一皮むける体験をした

自分として何が良かったかというと、『本当に自分自身に向き合う』ということ。
当時、自分としても何となくスタックしていた感覚もある中で、自分として一皮むけるという体験でした。
全然、『一皮むけることに使おう』とは思わずに参加したのですけれども(笑)、結果的に自分の内側に向き合うこととなりました。
自分の価値観とか、SIYでのいろいろなワークとか、物事の在り方、「刺激と反応の間には間には隙間がある」というパワフルな言葉とか、とても共感をしました。
私は結構、左脳派なのです。右脳が全く働かないタイプで、もしSIYのカリキュラムが違うアプローチから入っていたら、自分の中であんまり『やってみよう』とは思わなかったと思います。
ですが、SIYが科学的アプローチ、脳科学に基づいたアプローチというところが、私にとっては心地よくて興味をひかれました。
今でも、自分の中でどんどん玉ねぎを剥いていくように新たなる発見を楽しんでいる過程にあるという感じです。

何回か参加しても、毎回発見することが違う

SIYのプログラムの中で、他に印象に残ったワークなどはありますか?

印象に残ったワークですか? たくさんありすぎて(笑)…
セルフマネジメント(自己管理)のパートでのSBNRRワークなど、一度ストップをして、刺激に対して無意識に反応をしないというのが、私の一番大きなTake Awayです。
あとは身体と心の繋がり。
自分が気持ちとして気づいていなくてもそれが身体の反応として現れていたり、そこにボディスキャンを通じてどう気づいていくかとか、そういう今まで点と点がつながっていないものがつながっていく感覚がありました。
私は、何回かオブザーブも含めて参加しているのですが、毎回発見することが違います。
MILIさんの講師の方々も毎回進化しているのだと思っています。
それもMiLIさんの素晴らしいところのひとつで、一か所に留まっていなくて、これだけ日本にマインドフルネスを導入しても天狗になっててもいいぐらいなのに、さらに次へ次へと世の中にどういうインパクトを与えていくかと考えてやっていると感じていて、SIYのファシリテーションからも進化を感じています。
自分もそれに触発されて、『もっといい仕事をしなければ』と感じています。
コンテンツも、新たにコンパッションなどの内容が刷新されるなど、進化をしています。
特に、セルフコンパッションという考え方は、特に日本人にとってとても大切なコンセプトだと思っています。


受講後の成果や成長自己犠牲からセルフコンパッションを起点としたリーダーシップへ

(受講した後からの個人としての変化、変容としては、)物事に意図をむけること。また、自分は、刺激に対してすぐに反応しやすい人間だったのですが、そういったところを意識すること。あとは自分自身の人としての軸が、SIYや毎日のメディテーション、自分自身の意識などを通じて、どうありたいか、どうあるのかというのをより解像度を上げてみることができるようになりました。
仕事の進め方としても、自己犠牲に走りがちだったのが、必ずしもそれが正しい方法ではない、セルフコンパッションで自分をケアしたうえで他者にインパクトを与えるのが大切というのが、自分のリーダーシップのスタイルに活きていると思います。
あとは他者からフィードバックをもらった時に、それを自分の中でどう消化するのかということを冷静にとらえられるようになってきたと思っています。

SIYは、知識とDoingとBeingが、バランスよく混在している

宮川さんは、たくさんのリーダーシッププログラム、人材開発プログラムを受講、体験されていらっしゃいますが、その中でも、SIYのユニークさはどういうところにあると思いますか?

知識とDoingとBeingが、バランスよく混在していることだと思います。
多くのプログラムが知識をつけることに終始していたり、ひたすら何かの練習をするとか、「リーダーシップの在り方」みたいな形であんまり具体化されてこないものとか、たくさん世の中にあると思います。
ただ、BeingとDoingの二つがバランスよく入って、なおかつ脳科学のような左脳的な知識など全体がバランスよく入っているというのが、これまでの既存のプログラムとは違うのと、タイトルの通り自分自身の内面に入っていくセルフコーチング的な意味合いをもっているというところがすごくユニークかなと感じています。